2012年12月31日 09:24

ボリビア政府は年明けにも、スペインのIberdrola社と会談の場を持つ。
エボ・モラレス大統領は29日、電力3社の国有化を突如、発表した。
国有化したのはラパスのElectropazと、オルーロのElfeo、そして電力事業を手がけるEleserだ。
前者の2社は、Iberdrola傘下のIberbolivia社が親会社となっている。
この突然の発表に、Iberdrola社側は「情報がない」として戸惑っていた。
ボリビア政府側は、年明けにも同社と直接会談し、この事態についての説明を行なう方針を示した。
同社からの理解を得て、この国有化、移管を円滑に進めたい考えだ。
国有化を受け、これら3社の事務所、施設は警察、軍により事実上、制圧された状態にある。
一方的に国有化を宣言されたIberdrola社側には反発もあり、その対応が注目される。
ボリビア政府による電力会社の国有化は、2010年の4社以来、2例めだ。
■エボ、電力2社を国有化(12月30日)